fl_soprano’s blog

観に行った舞台の感想がTwitterで纏めることが出来ない時のみ使用します。

蘇る魚たち

はてブロは本当にお久しぶりです。最近はTwitterで感想をつらつらしてたのですが、どうもこの舞台はTwitterでつらつら出来そうになくて……久し振りに此方を起動させたわけですよ。

 

 

題目の通り、あべのハルカススペース9で上演されている、モトキカクさんの『蘇る魚たち』を観劇しました。男性が被害者の性犯罪をテーマにした作品とあり、主催者側から諸注意がありますが、それ含めた諸々はモトキカクさんのTwitterや此方のサイトにてご確認お願いします→https://motokikaku.stage.corich.jp/stage/171411

 

以下感想になります↓

 

先ず諸注意あったように、マジでキツかったです。途中目を反らしたくなるような事もあったり、息が詰まりそうになったり、本当にいたたまれない気持ちになりました。女性の性被害より男性被害者の性被害は今日今日立証されない事案が殆ど……というか女性被害者の性被害でも立証されず、被害者が泣き寝入りってのもある訳で……被害者である3人(敢えて3人と書きます)はそれぞれに思うところがあり、それぞれにバックボーンもあり、本当に観ていて辛かったです。観ている方がこんなにも辛いと思うから演じていた役者さん方もこれは演じていて辛かっただろうな……と勝手に思っています。

パンフレットにも記載がありましたが、分かったふりをしない。この言葉がこんなにも重く伸し掛かってくるとは思わなかったです。性犯罪ってのは言葉ではどういうのかって言うのは理解しているが、被害者の気持ち、被害者が男性の時もあるというのしっかりと分かるという行為に対して軽んじてはならないという事を改めて肝に銘じる機会になったのではないかと、この舞台を通して感じました。

 

演者3人の演技のぶつかり合い、感情のぶつけ合いが本当に恐ろしくて、もう止めてって言いそうになりました。だけどそれは役者さん方の役に対しての読み込みや理解度があってこそなので、観ていてずっとその世界に引き込まれました(そのお陰で観劇後のしんどさが段違いにヤバかったですがね……)

 

あと、この話をしっかりと理解したく、終演後に戯曲を買いました。他にも性をめぐる話があるのでそっちも読み込んでいきたいです。